
上信越自動車道「信州中野IC」を出てすぐ、県道29号線沿いにある「JA中野市農産物産館」。農産物の栽培に適した気候条件が揃っている中野市に1996年にオープンし、以来、品揃えの良さから地元客はもちろん、遠方からも多くの客が足繁く通う。
朝9時の開店時には平日で数十人、大型連休などは200人近い人が行列をつくるほどにぎわっている。

人々のお目当ては、毎日開催している「100円コーナー」(税別)。中野地域の登録農家400以上がその日の朝に収穫した野菜を開店前に持ち寄って販売する、完売必至の新鮮野菜特売コーナーだ。

ほかに切り花や花苗なども扱っており、中野市の花として知られる芍薬をはじめ、季節の花も100円(税別)で販売。野菜と同様、花も午前中で売り切れてしまうことが少なくない。

市内では年間を通じて多品種の農産物が栽培されているが、「野菜はもちろん、春から秋にかけては、サクランボやブドウ、モモ、ナシ、リンゴといった旬の果物が途切れずに揃います。それもまた当館の魅力です」と館長。
豊富な果物の生産地であることを表すのが、店の入り口に貼られた出荷時期の目安をまとめたカレンダーだ。果物は贈答用に買い求める人も多いため、来店時期の目安になると好評を得ている。

新型コロナウイルス以前は、中野市の名産のひとつであるキノコをたっぷり加えたキノコ汁を無料でサービスしていた。その時に使っていた味噌が、同市内の味噌蔵である「丸世醸造場」の「北信州 樽出し一番」。
リピーター客の中には、キノコ汁の風味豊かな味噌を気に入って買い続けている人もいるのだとか。キノコとあわせて購入するのもおすすめだ。
新鮮野菜から旬の果物、加工品まで、幅広い品揃えが自慢の農産物直売所。北信濃エリアをドライブした際には、ぜひ立ち寄りたいスポットだ。
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