
軽井沢観光の定番「雲場池」は、湧水の清冽な水を源とする静かな池。旧軽井沢のランドマークでもある6本の道の交差点「六本辻」近くにあり、カラマツやモミジの木々に囲まれた四季折々の景色が魅力だ。
水面は鏡のように周囲の大自然を鮮明に映し出し、絶好の撮影スポットとして多くのカメラマンも訪れている。どこを切り取っても絵になり、いつまでも見飽きない美しさだ。

周辺は約1kmの遊歩道が整備されていて、誰でも気軽に散策を楽しめる。

新緑が美しい春は、いっせいに芽吹く木々や生き生きとした若葉を愛でながら、野鳥のさえずりとともに澄んだ空気を味わいたい。

夏は空の青さと深い緑色のコントラストが見事。喧騒を離れた木漏れ日の中、遊歩道の緑のトンネルを抜けながら、避暑地・軽井沢の爽やかな雰囲気を五感で堪能できる。

秋は軽井沢屈指の紅葉の名所として、特に多くの観光客が訪れる季節。見頃は10月下旬から11月初旬で、池畔のもみじが真っ赤に染まり、水面に映る光景は圧巻だ。この時期に軽井沢を訪れたなら、必ず立ち寄ってほしい。

冬の雲場池は神秘的。凛とした空気の中、晴れた日は雪化粧した木々と青空が水面に映り込み、曇りの日は一面に白銀の世界が広がる。
夏から秋にかけては多くの観光客が訪れるが、冬は独り占め気分が味わえ、穴場感を楽しめる。

なお、雲場池はかつて白鳥が飛来したことから「スワンレイク」の愛称も。
また、地元では「お水端(おみずはた)」の名でも親しまれている。この由来は、雲場池の水源である上流の湧水「御膳水」にある。江戸時代から水質がよく水量も豊富だったこの湧水は、いつからか「お水端」とよばれ、諸大名や宮家などの御膳にも用いられたことから「御膳水」と名付けられたそう。その「お水端」の呼び名が雲場池の別名につながっている。

雲場池から御前水までは徒歩で約15分。ホテル敷地内の湧水だが自由に散策ができ、観光客がなかなか訪れない、知る人ぞ知るスポット。別荘族気分でのんびり歩いてみるのも楽しい。
さらに軽井沢駅から雲場池は徒歩20分ほど。周辺にはカフェやレストランが点在しているので、あわせて楽しみたい。
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