
旧国道148号線沿いの青木湖湖畔にあるログハウス風の建物。一見すると喫茶店のようだが、紛れもなく本格的なラーメン店だ。

「らあめんはうす ゼーブリック」は、地元の人におすすめのラーメン店を尋ねると、必ず名前があがる白馬近郊の人気店。
夏は自転車やバイク、青木湖でのSUPやキャンプを楽しむ人でにぎわい、冬は「白馬さのさかスキー場」から車で約5分、「エイブル白馬五竜スキー場」からは約10分という好立地で、スキー場帰りの観光客からも愛されている。
オープンは1989年。独学でラーメンの味を追求した山岸美代子さんが立ち上げ、現在は娘の雪さんとともに親子二代で営む。

メニューは開店当初からほぼ変わらず。一番人気は、山盛りの白髪ネギと驚くほど大量の粗挽きブラックペッパーがのった「ねぎラーメン(850円)」。コクと甘みのあるあっさりとした醤油スープにシャキシャキの手切りしたねぎやスパイシーなブラックペッパーが絶妙にマッチした一品だ。この味を求めて再訪するリピーターが多いのだとか。

ねぎの下に潜む大きな豚肩ロースの手作りチャーシューは、柔らかくて食べごたえも十分。ちぢれ麺もスープによく絡む。

「酢 辛味ソバ(830円)」は、酢の酸味とラー油や胡椒の辛味が効きつつも、ほどよい辛さ。トッピングの青梗菜も相まって本格中華のようでもあり、食べた人からは「中国で修業をしたのか」と聞かれることもあるのだそう。
厚切りの大きなチャーシューが、これまたホロホロと柔らかく、満足度を高めてくれる。チャーシューのファンも多く、さらに分厚いチャーシューがのった「チャーシューメン(1枚900円・2枚980円)」もまた人気メニューだ。

「みぞれラーメン(830円)」は、厚切りチャーシューの上にたっぷりの大根おろしと千切りの大葉、なめこをトッピングしたオリジナリティあふれるメニュー。和風テイストでさっぱりと味わえる。
この他、しょう油・みそ・塩といった定番の味わいも揃う。「辛みそラーメン(930円)」は、もともとはまかない食だったものをリピーターのリクエストによってメニュー化したそう。地元の人から愛されている様子が伝わってくる。

カレーやピザなどのフードメニューもあり、リーズナブルな価格設定も嬉しい。

なお、「ゼーブリック」とはドイツ語で「湖の眺め」という意味。目の前に青木湖を望み、薪ストーブが設えられた穏やかな空間で、心ゆくまでラーメンを楽しみたい。
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■らあめんはうす ゼーブリック
【住所】
長野県大町市平22650-1
【営業時間】
11時~14時30分(14時15分LO)、17時~20時(19時30分LO)
【定休日】
不定休
【駐車場】
無料(10台)
【問い合わせ先】
0261-23-1159
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